クラシエの抑肝散加芍薬黄連錠
クラシエの抑肝散加芍薬黄連錠は、更年期障害の症状に効果的な漢方薬です。更年期障害は40代後半頃がピークと言われており、女性ホルモンが減少することによって様々な不調が現れることをいいます。
更年期障害の代表的な症状には、のぼせやほてりなどがあります。顔などが熱くなったり、背中に大量の汗をかいたりする一方で、下半身は冷えているといった症状があります。頭痛などの症状が現れる場合もあります。また、身体的な症状だけではなく、精神的な症状が現れることもあります。
クラシエの抑肝散加芍薬黄連錠には、神経の高ぶりを抑え、心身のバランスを整えてくれる働きがあります。そのため、女性ホルモンの変動に伴うイライラや精神不安などメンタル症状を改善するのに適しています。更年期障害や血の道症などに効果を発揮します。
血の道症とは更年期だけではなく、月経や妊娠、出産、産後などに女性ホルモンが変動することで起きる身体的・精神的な症状のことをいいます。月経時や妊娠時、怒りっぽくなったり、いつもイライラしていたり、理由もないのに不安を感じてしまうなどの症状が現れる人も多いのではないでしょうか。これは女性ホルモンのバランスが乱れることが原因で起きる症状です。
用法・副作用は？
抑肝散加芍薬黄連錠は、女性だけではなく男性や子どもが飲むこともできます。不眠症や子どもの夜泣き、子どもの神経過敏症、歯ぎしりなどの症状に効果的です。
ただし、子どもの場合には、5歳未満の小児に与えることはできません。錠剤が喉につまってしまう恐れがあるからです。また、年齢によって服用量が異なりますので、服用する際には用法や用量をきちんと確認する必要があります。
抑肝散加芍薬黄連錠は、植物由来の原料から抽出したエキスでつくられています。ブクリョウ、カンゾウ、サイコ、センキュウ、ソウジュツ、チョウトウコウ、トウキ、シャクヤク、オウレンなどがあります。天然由来の漢方薬なので副作用の心配はほとんどありません。
クラシエ抑肝散加芍薬黄連錠の効果
クラシエの抑肝散加芍薬黄連錠は、イライラや不眠症などの精神神経症状だけで無く、更年期障害のツライ症状が改善としたとする口コミが非常に多く、確かな薬効に加え類似商品に比べて価格も安く経済的にも継続しやすいという評判の漢方薬です。
抑肝散加芍薬黄連錠は、神経の高ぶりの抑制や筋肉の緊張緩和などの効能により心身の状態を正常に戻す抑肝散に黄連と芍薬を加えた9種類の生薬で構成される漢方薬です。
抑肝散は、茯苓と当帰、蒼朮、川芎、柴胡、釣藤鈎、甘草の7種類の生薬で構成されている漢方薬です。
茯苓は、サルノコシカケ科マツホドの菌核を輪切りにした生薬であり、茯苓に含まれるエルゴステロールがビタミンDとなり更年期対策に不可欠な栄養素カルシウムの体内量を調整し、更年期障害や生理不順、生理痛などの症状を緩和改善します。
当帰は、部分によって効能が異なるセリ科の当帰の根を用いた生薬であり、更年期対策に不可欠な栄養素とされ造血ビタミンとも呼ばれるビタミンB12と葉酸を豊富に含んでいます。
葉酸は、更年期にエストロゲンが減少する事で血中に増加するホモシステインと結合しメチオニンを形成する事で血液循環の悪化による更年期障害の肩こりや肥満などの症状を緩和改善します。
釣藤鈎は、アカネ科の落葉樹カギカズラ茎枝を天日乾燥した生薬であり、血圧降下薬と同様の効果を示すインドール型アルカイロイドのヒルスチンやリンコフィリンにより更年期障害の代表的な症状のホットフラッシュを緩和改善する効果があります。
川芎は、セリ科の多年草川芎の根茎を湯通して乾燥させた生薬であり、リグスチリドやブチリデンフタリドなどのフタリド類により子宮の筋緊張の緩和改善効果に加え、生理痛や月経不順など更年期障害の改善に効果があります。
黄連は、キンポウゲ科の黄連の根茎を乾燥させた生薬であり、胃腸機能を整え新陳代謝機能及び免疫機能を向上させることにより、疲労感や倦怠感、疾患を発症しやすいなどの更年期障害の症状を緩和改善します。
抑肝散加芍薬黄連錠は、副作用も無く安全性が高く、身体全体のバランスを整える事で更年期障害の症状改善します。