更年期の薄毛の改善方法とは?

更年期の薄毛

更年期には、ホルモンのアンバランスから髪が薄くなることがあります。

女性の歴然とした脱毛や薄毛は誰にでも起きるわけではないものの、自信や自己評価をむしばみ、社会生活を十分に楽しめなくするため、更年期には比較的よくある悩みということになるでしょう。

アンドロゲン性脱毛症は、いわゆる男性型の脱毛であるが、いまわかっているところでは中年期の女生の薄毛や脱毛の最大の原因です。

ただし女性の場合、髪が細くなったり薄くなったりして、やがて生えぎわも後退するが、ふつう生えぎわがなくなってしまうことはありません。

また、閉経前の女性の13パーセント、閉経後の女性の37パーセントが、多かれ少なかれホルモンから来る脱毛の問題に悩んでいるという統計があります。

薄毛のタイプを検査

病院でまず、薄毛の原因が全身的なものかどうかを検査してもらうことです。

脱毛の夕イプを診断してもらうと、効果的な治療法が選択しやすくなります。

病院ではまずホルモン濃度が正常かどうかを確かめます。脱毛や薄毛に悩む女性の大多数はアンドロゲンの濃度そのものは正常ですが、たまに異常なことがあり、そういうケースでないことを確かめておくことが大事です。

また、薄毛の原因はふつうアンドロゲンの絶対的な濃度ではなくて、毛包がアンドロゲンに対して敏感になったということです。

甲状腺、DHEA、遊離テストステロン、アンドロステンジオンの濃度を検査します。もしも本格的なアンドロゲン過剰症候群をしめしているときは、脂質像、血圧、血糖値も検査します。

更年期薄毛の改善方法

薬剤スプレー

余分な体脂肪を落とす

病院やスポーツジムで体脂肪率を測定し、結果が30パーセント以上なら、その余分な脂肪はアンドロゲンの工場でもあるし、インスリン濃度、血圧、血中脂肪を異常に追いやります。

過剰な体脂肪は、体を動かさない生活習慣や、精製した炭水化物や水素添加した脂肪の多い食生活の産物です。過剰な体脂肪の解消は、アンドロゲン関連の脱毛、薄毛だけでなく、それに関連する他の健康問題の解決にもカギになります。

栄養素を摂る

薄毛改善にはビタミンとミネラルが重要です。ビタミンとミネラルのサプリメン卜をたっぷりとることも有効です。

漢方薬

薄毛の治療に漢方薬の首烏片を使うこともあります。これは育毛に効果的で、白髪が減ることにも効果があるという声があります。

ミノキシジルと卜レチノインなどの薬剤スプレー

ミノキシジルはいまのところ、育毛効果をもつものとしてFDA(食品医薬品局)に認可された唯一の薬剤です。

もともとは高血压症治療用の強カな経ロ薬で、血管を拡張することによって血圧を降下させる薬でしたが、偶然に育毛に効果があることが発見されました。

局所用に使った場合になぜ髪の成長を促進するのかは不明なのですが、毛包を大きくする、毛包の成長期を長くする、皮膚の血行をよくする、あるいはDNAの合成を促す、といったことが考えられます。

副作用はめったにないですが、皮膚に刺激があり、一時的に心拍数が上昇します。ある研究では、ミノキシジルの2パーセント溶液を40週以上使うことによって、髪の総重量を40パーセント以上増加させています。2パーセントのミノキシジル溶液と0.025パーセントのトレチノイン(レチンA)を組み合わせ、頭皮用スプレーとして1日に4回使った実験では、6か月後には参加した女性の90パーセントが、美容上有意義な薄毛の改善をしめしているという研究もあります。

ホルモン関連脱毛の処方薬

全身的なホルモンバランスを回復する処方薬は、女性のホルモン関連の脱毛に、必ずではないにしても、しばしば効果をあげています。

避妊用ピル

エチニル・エストラジオール製剤(30~40マイクログラム)を、月経周期の20日間使用します。避妊用ピルはアンドロゲン性の薄毛に、ニキビに効くのと同じ理由で効果的なことがあります。毛包とそれに付着している皮脂腺がアンドロゲンに過敏になるのを抑制するためです。

デキサメサゾン

0.125~0.375ミリグラムを就寝時に使います。デキサメサゾンは強力なステロイドで、アンドロゲンの生産を抑制することによって頭髪を増やします。女性の男性型薄毛と同時に発生するニキビにも効果があります。

ただしコルチゾールの過剰による副作用が出ることがあり、インスリンの増加や、皮膚が薄くなる、骨量が減少する、感染しやすくなるといったことが考えられます。

スピロノラク卜ン

経口で、または局所的に用います。スピロノラクトンは抗アンドロゲン効果をもち、経口でとれば、テストステロンの総量および遊離のものを減らします。局所的に使えば、毛包に直接作用するアンドロゲンの量を減らします。

皮膚のためのホルモン補充療法や、個人別処方のものは全身的なホルモンバランスをととのえるため、アンドロゲンの過剰も自然に調整されることになります。

薬治療をするなら

こうした薬治療は症状を改善しますが、たいていの場合、根本的な原因「体脂肪の過剰、不健康な食生活、体を動かさない生活習慣」といったことはそのままになります。

また体の内なる知恵に耳を傾けて、自分で自分を癒すことも学ばないままになります。薬物を使う場合は、食生活と生活習慣の改善を併せて心がけていただきたいものです。

いまの髪を活かす

育毛に取り組むあいだも、いまの髪をできるだけ美しく見せる努力をしようへアピース、ヘアエクステンション(つけ毛)、編みこみ、ボディパーマなどについて美容師や専門家に相談してみましょう。また、皮膚科や美容外科でには女性のための植毛も行なっているところもあります。

薄くなった髪をできるだけよく見せるには、つぎのようなことに注意するようにします。

  • シャンプーは、穏やかなシャンプー剤を使い、多くても一日おきにする。
  • 髪が濡れているときはブラシを当てない。髪が無理に伸ばされるので傷みやすい。
  • 逆毛を立ててふくませる髪型をやめる。逆毛を立てると髪が折れる。
  • 美容師に頼んで、細い髪にボリュームを出すのに使う業務用の製品を教えてもらう。

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