更年期うつと普通のうつ病は違う?

更年期うつの改善

うつ病は一日中気分が落ち込んで、これまで楽しいと思えたことに対する興味がなくなったり、急激な体重の減少や増加、不眠や睡眠過多、死ぬことばかりを考えたりといった症状があります。

周囲から見て動作がひどくゆっくりになった感じもあり、こうした症状が2週間以上続く場合はうつ病を疑います。

しかし、うつ病の手前のうつ状態に陥ることは更年期では珍しくなく、果たして自分がうつ病かどうかを見分けるのはとても困難です。

女として終わる不安でうつになる

閉経は妊娠・出産という生殖機能の喪失を意味しますが、同時に月経周期のホルモン変動に伴う不調や、出血の不快感からの解放でもあります。更年期は生殖機能と決別して女に戻るときと表現する女性婦人科医もいます。

失っていくものに固執している間は喪失感から抜けられません。適切に失ってこそ、 新しく得ることがあるんだという感覚をつかむことが更年期ではとても重要です。

「分かってはいるけどすぐには受け入れ難い」という人は、エストロゲンを補充するホルモン補充療法(HRT)を受けるのも軟着陸のための一つの方法です。月経のような出血を定期的に起こすので、喪失感を感じにくくなるようです。

出血があることにむしろ違和感を覚えるようになったら、その時点で出血を起こさない投与法に切り替えたり中止したりします。

40代50代はうつの症状が出やすい年代

更年期うつの症状

40代から50代は女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が少なくなり、脳内の神経伝達物質のバランスが変化していく一方で、親の介護問題や自分たちの老後の不安など、様々なストレスが増える時期でもあります。

この時期のうつ症状を「更年期うつ」と呼ぶこともありますが、特に「更年期だから」といって、特徴的な症状があるわけではありません。

また、「食欲があって体重が増える人はうつではない」ということもありません。確かに、うつで不眠や食欲不振に悩む人は多いのですが、逆に、昼間でも眠くて布団から出られなくなる 「過眠」や、甘いものや炭水化物などが無性に食べたくなる「過食」に陥り、その結果として体重が増えるタイプのうつも少なくないのです。

不眠と体重増加

まず、眠気についてですが、更年期前後はホルモンバランスの変化から、夜寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまったりと、睡眠の質が低下することがよくあります。

また、睡眠時無呼吸症候群になりやすい年代でもあり、気がつかないうちに眠りが浅くなっていることもあるので、まずは「質の良い睡眠がしっかりとれているかどうか」をチェックすることが重要です。

体重の増加については、閉経前後はただでさえ内臟脂肪がつきやすく、太りやすい時期。そんなときに「何をするのもイヤ」と、1日ゴロゴロしていれば、運動量が減った分、 体重は増えることになります。

HRTでホルモン補充

あなたの抑うつ気分が、のぼせや発汗など更年期特有の身体症状と一緒に出ていれば、まず婦人科を受診して検査を受けて。その結果、女性ホルモンが減っている、つまり更年期だと分かれば、ホルモン補充療法(HRT)などの治療で良くなる可能性が高いでしょう。

このとき、不眠などの症状を訴えると、入眠剤や軽い精神安定剤などが処方されることがあります。

しかし、HRTと一緒に薬をのみ始めると、どちらが効いたのか分からなくなってしまうので、医師とよく相談して、できればまずはホルモン補充療法、それで抑うつや不眠の症状が改善されなければ、ほかの薬をプラスしていくのがいいのではないかと思います。

また、身体症状がそれほど強くなく、とにかく心の症状がつらいときは精神科を受診してみましょう。

よく「病院に行くほどのこと?」と迷う人がいますが、特に、「眠れない日が続く」、「死にたくなる」のどちらかがあったら、我慢せずに病院で相談しましょう。

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